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フレイルとは!?

2023年8月12日

フレイルご存じですか?

 

フレイルという言葉を最近よく耳にします。フレイルとは簡単に言うと健康な状態と日常生活でサポートが必要な介護状態の中間を意味します。多くの方は、フレイルを経て要介護状態へ進みますが、高齢者においては特にフレイルが発症しやすいことがわかっています。そのためフレイルに早く気付き、早く治療や予防をすることが大切です。
フレイルのなかでも口のフレイル、オーラルフレイルについてお話しますね☆

 

オーラルフレイルとは、噛んだり、飲み込んだり、話したりするための口腔機能が衰えることを指し早期に出る老化のサインとされています。症状は、滑舌低下、食べこぼし、むせ、かめない食品が増える、口の乾燥等があります。
ほんの些細な症状のためわかりにくいのですが、噛む力や舌の動きの悪化が食生活に支障をきたしたり、全身的なフレイル進行の前兆となります。
このオーラルフレイルを予防するための対策として口腔体操というものがあります!
目的は5つありますので目的と効果的な体操も一緒にご紹介しますね☆

 

❶お口、舌の動きをスムーズにする
そのために効果的なのはお口周りや舌の筋力をアップすることです。お口の機能が高まり、唾液がよく出ると食べ物を飲み込みやすくなります。

 

☆口の体操☆
①口をすぼめて”うー”の口をする
②”いー”と横に動かす

☆ほほの体操☆
①大さじ1くらいの水を口に含みほほを膨らませたりすぼめたりという動作を繰り返す。

☆パタカラ体操☆
①「パ」…唇をはじくように
②「タ」…舌先を上の前歯の裏につけるように
③「カ」…舌の奥を上顎の奥につけるように
④「ラ」…舌をまるめるように
各発音 8回を2セットすると効果的です!

☆唾液腺マッサージ☆
唾液が出る穴がある大きな唾液腺が3つあります。耳下腺、顎下腺、舌下腺というものです。
その唾液腺をマッサージすることで唾液がスムーズに出やすくなります。
①耳下腺マッサージ
指数本を耳の前(上の奥歯あたり)に当て、10回ほど円を描くようにマッサージしていく。
②顎下腺マッサージ
顎のラインの内側のくぼみ部分3~4か所を順に押していく。目安は各ポイントを5回ほど。
③舌下腺マッサージ
顎の中心あたりの柔らかい部分に両手の親指を揃えて当て、10回ほど上方向にゆっくり押し当てる。

 

❷飲み込む力をつける
食事中の「むせ」を防ぐなどの症状改善につながります。
☆ベロだしごっくん体操☆
ベロを少し出したまま、口を閉じて唾を飲み込む。

☆口を開ける関連☆
①ゆっくり大きく口を開け10秒間保持する。
②しっかり口を閉じて10秒間休憩する。

 

❸噛む力をつける
食べこぼしや食べ物が鼻に流れ込むのを防ぎます。
☆咀嚼訓練☆
ガムを噛むことにより噛むために必要な筋肉を鍛えることができます。
1日朝と夜の2回、2分間はリズムを決めて、3分間は自由に、計5分間ガムを噛む。
①唇を閉じて、しっかりと噛む。
②ガムは1か所で噛まず、左右両側で均等に噛む。
③姿勢を正して噛む。

 

❹滑舌をよくする
口の動きをよくすることで、はっきりとした発音につながり、表情が豊かになります。

 

☆早口言葉☆
① なまむぎ なまごめ なまたまご
② 隣の客はよく柿食う客だ
など、いろいろな早口言葉を練習してみてくださいね!
*口を大きく動かしながら3回練習しましょう。

 

❺舌を鍛える
誤嚥やむせるなどの症状改善に効果があります。
☆舌トレーニング☆
①舌で下の顎の先を触るつもりで伸ばす。
②舌で鼻のあたまを触るつもりで伸ばす。
③舌を左右に伸ばす。
④お口の周りをぐるりと舌を動かす。
これを繰り返してみましょう!

ご紹介したものは一例になりますので、他にもたくさん方法はあります♪ぜひ訓練を行ってフレイルを予防しましょう!

 
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